ほんとにオススメ本・6 [BLオススメ]
寒い日が続いていますが、あと数日でまた例年ほどの温度になるらしいですね。
自宅ではファンヒーターを設置するかしないか、微妙な位置にきています。
しかしそのためには、積んである本を少し片付けなければ・・・。
今日のオススメ本は、ノベルスです。
わたしはハッピーエンド至上主義なので(現実はそうはいかないからせめてお話だけでも幸せな空気を味わいたいのよ)、絶対的にハッピーエンドでなければ購入しません。例外はおそらく5年に1度あるかないか、です。
なので、オススメしている本も、もれなくハッピーエンドです。
途中はラブラブだったり切なかったりいろいろですが、ハッピーエンドで読後感を「ああ、よかった」としめられます。
なんとなく、「現実はそうはいかないわ」と、クールな見方をされる方もいるようですが、まあ、人それぞれで、他人様に迷惑にならないことは十人十色で。
主人公(受)は容姿がよく似た親友に、義兄としばらく一緒にくらしてほしいと頼まれます。
親友は愛人の子という立場で義兄に嫌われている、できれば一緒にはいたくはない・・・けれど事情があったのです。
父親が病気で入院、自分の残りの人生を思い、後に残る兄弟ができるだけ仲良くいてほしい・・・そんな願いには嫌だと言えなかったのです。
けれど画家である彼は初めての個展を控え、できれば成功させ、父を安心させたい、そのためには義兄との冷たい攻防を繰り広げながらの製作はできない・・・。
親友の窮地に、主人公はうなずいて引き受けます。
なぜなら、彼の義兄にはほのかな恋心を抱いていたから・・・。
しかしもちろん義兄は彼を義弟だと思い込んでいる、冷たい仕打ちに切なさもつのります。
そして義兄は憎しみにまかせて彼を凌辱してしまうのです・・・。
それでも、思いはつのる、そしてけなげな彼に、義兄も次第に心を開いていくのですが、そんな折、ついに彼が実は義弟ではないとばれてしまい・・・!!
義兄は義弟を愛してしまったと悩み、そして主人公はだまし続けていながらこの状況がもう少し続けばと願う罪悪感に苦しめられていくのです。
正体がばれてしまった後の二人が切なくて、その場面を思い出しただけで涙が出てきます。
・・・でもそのあとに、ハッピーエンドが待っているのです・・・!!!!
スピンオフでもう一冊出てますのでオススメしますw
こちらは前作の主人公の親友、前作攻めの義弟が主人公(受)です。
前作の主人公より社交的でありながら、結構繊細な彼は、個展は成功させることができたのですが、父親は結局亡くなってしまいます。悲しみにくれながらも、個展を足がかりにギャラリーからの依頼品を描いてさらに画家としての成功へ邁進しようとしています。そこへ、義兄に使わされた屋敷の執事が彼の身の回りの世話のためにやってきます。
父親の葬儀の日、隠れて泣いていた時胸をかしてくれたその人に、ほのかな思いを抱いていた主人公は動揺しますが、てきぱきとした仕事ぶりを発揮し、自分のためにしてくれる彼のために、仕事を頑張らねば・・・と思い始めるのですが。
やがて二人はお互いの思いを通じ合わせるのですが、そのあと不幸な事件が起きてしまうのです。
もちろん最後には幸せな結末が・・・w
攻めの彼は執事。
執事ですよ。
その後の、前作の二人と彼らの幸せなエピローグがあり、ハッピーな空気のままの読後感を味わえます。
そしてなんといってもイラストの実相寺紫子さんの美麗なイラスト!!!!
うっとりうつくしい~絵に、もうメロメロにされます。
ぜひ二冊あわせて読んでいただきたい作品です。
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