ほんとにオススメ本・3 [BLオススメ]
子連れ本(笑)紹介第二弾です。
『恋愛証明書』
崎谷はるひ/イラスト 街子マドカ (幻冬舎コミックス・ルチル文庫)
2006年3月発行の本です。
とある喫茶店に勤める主人公(受)の気になる人はよきパパよき夫の男性。
いつも既婚者でおちついている人ばかりを好きになる主人公は、かなり薄幸のゲイなのですが、そういう界隈で危険を未然に防いであげた初心者らしき慣れない男性と出会います。
・・・しかしそれがなんと、奥さんに「ほんとは男が好きなんでしょ」と別れを告げられた、あの喫茶店のお客さんだったのです!!
自分が本当に男の方が好きなのか確かめにきた、という彼に、思わず自分で試してみれば?と言ってしまう主人公・・・。
そんなことを言いつつも、いつも幸せになれない彼は、今度もきっと幸せなんてこない恋だと思っているんです・・・。
優しい空気に包まれたお話ですが、主人公の青年は優しすぎて、常に幸薄い悲しい感情があって、切ない感情が痛いお話でもあります。
最後はハッピーエンドで終わるお話ですので、「ほんとに幸せになれてよかったね~」と、思わずにはいられません。
そして、そのスピンオフ作品。
『キスができない、恋をしたい』
崎谷はるひ/イラスト 街子マドカ (幻冬舎コミックス・ルチル文庫)
2008年1月の発行です。
主人公(受)は、前作の薄幸の青年の友達である、根っからのゲイの青年です。
前作の主人公は、本作にも出ています(件の喫茶店に出入りしているので)。あと、後ろのショートが前作の二人のお話なので、ぜひ二冊続けて読むことをオススメしますw
で、こちらの主人公はかるーいノリでベットへ直行してしまうタイプなのですが、どうも恋愛がうまくいかないと悩んでいます。
そこで、前から知り合いだった青年が、名乗りをあげるのですが・・・これがいつものパターンをまったく受け入れず、キスもできないのです!!
元々飲んだ勢いもあって付き合うことになったので、そんな状況にイライラしつつも一緒にいるうちに、だんだんそんな彼に魅かれていくのですが・・・。
こちらは子連れじゃありません(笑)。ほんとの恋愛を知らない、実は甘えべたな主人公を淡々と攻略していく相手の青年がかなり策士で素敵です。
結局読んでいくと、そんな彼も主人公のことをかなーり大切にしていることが分かっていくのですが。
前作は静かな切ない感じがオイシイ話ですが、こちらはそんなカワイイ恋愛の話です。
ショートの、ちょっと強くなった前作主人公も楽しめます。
崎谷さんは違うレーベルのシリーズが大好きで、そちらも次回オススメしたいと思います。
シリーズ新作がもうすぐ発売になるみたいなので、今から楽しみですww
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