『空色スピカ』【ほんとにオススメ本・12】 [BLオススメ]
今度からタイトル入れることにしたオススメです。
やっとブログに慣れてきたので(今更かい?)いろいろやってみてるところなので、長い目で見てやってくださいね。
・・・生ぬるく頑張ってますんで。
とにかく学園もの!!って感じの気持ちいいほどさわやかなお話です。
もちろんそれっぽいシーンもありますが、最終的に、って感じで、こってりしたエッチな話ではないので、そういうのが好きな方はものたりないかもしれません。
しかも2段組み!!
たくさん文章を読むのは疲れるわ・・・という方はツライかもしれません。
・・・しかし。だがしかしですよ。
それを上回るドキドキな青少年たちを楽しむのに、そんなことは些細なことです!!!!!!
女の子をより多くイベントで集めるために毎回優れた容姿の人間が選ばれる生徒会長に指名された楠ノ瀬くん。(前・生徒会からの指名制なんです、一応)見た目は美少年なのに実はねっからの体育会系。でも素直で人好きのするいい子です。で、ちょっと単純な(笑)彼を補佐するように指名された副会長の高科くん。頭もよくピアノがうまい(同年代では日本で3番目くらいにうまい、という話です!!)。そして楠ノ瀬くんの操縦もうまい。
接点のなかった二人が生徒会の運営や寮生活(そう!!寮生活ですよ!!)でどんどん近い存在になっていき・・・。
・・・というお話です。
よくある学園内はホモだらけ、とも違いますし(そういう奴もいる、って程度です)、むしろ女子と知り合うために頑張る男の子たちの切実さ(笑)がたまりません。
そんな一生懸命な彼らの中の、主人公たちが淡い気持ちから始まって、どんどん気持ちが近づいていく・・・そんな過程が学校生活と並行して描かれていて、すごくピュアな気持ちになります。
もちろん、アッチもコッチもみんなカップル、っていう一種ファンタジーな学園ものは大好きですが(笑)、こういう普通のオトコノコたちっているんじゃないかな?「なんとなく、友達・・・?でもそういうのとちがうよね?」っていう、若さゆえの過ち(3倍速い金髪の人じゃありませんよ)でもない、「本物の気持ちだけどいいのかな?いいよね?」っていう、真剣さがいいんですよね。
う~ん、若いころってみんなこういうカワイイ(いい意味ですよ)恋愛してたねぇ・・・っていう、懐かしい感覚を思い出したり。
・・・でも個人的に恋愛は傍で見てた方で当事者になったことは1度もないんですけどね・・・悲しいことに・・・。だからこそこういう小説が好きなのかもしれません。
シリーズ2作目は『空色スピカ』の主人公たちの前の生徒会長と副会長のお話です。
王子様な生徒会長・峰くんとその騎士といわれる副会長・衛守くんのお話。
親戚であり幼馴染でもある彼らの、ちょっと切なさもある恋愛模様です。
『空色~』のさわやかさとはまた違い、重い過去の話や、峰くんの心の傷、それを守っていきたいと思っている衛守くんの、お互いの葛藤やすれ違い、その裏にあるどうしてもこの人でなきゃダメなんだ、っていう切実さも感じられるお話です。
3作目があとがきで予告されてまして(タイトルは『星屑シトロン』で決定?みたいですが)、どうなってんのかなあ・・・?と思って、作者の方のサイトものぞかせていただきましたら、どうも遅れているみたい・・・他のお話も出されていますしね、待ちます待ちます、がんがん待ちますとも!!
・・・と、PC画面に向かって頷いて戻ってきました。
今後の発売を楽しみに、何度目かわからない再読を試みる今日このごろ。笑。
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